ある老夫婦のお酒をめぐる攻防

久々にブログネタができたので書きます。父親が酒の飲み過ぎで、ドクターストップになりました。肝臓の数値が悪いそうです。γ-GTPみたいなことかと思われます。食欲も激減して心配していましたが、アルコールが原因だそうです。「車の運転も止めなさい」と言われたそうですが、翌日町へ出かけて危うく事故になりかけたそうです。

母親が「車のキーを取り上げろ」と言い出して、私が「断酒会でも行かないとお酒は止められない」と言うと、「そんな所に行く訳が無い、車のキーを隠せ」と問答無用の決定になりました。

翌日母親が通所リハビリに出かけると、さあお酒を買いにいくぞとばかりに、父親が「車のキーを出してくれ」。私が「車の運転をしてはいけない」と医者に言われたことを質すと、「酒以外に食べたいものがある」とゴネます。私が買ってくることにして、ひとまずその場を収めました。

車の運転ができなくなったので、欲しいものは私がお使いに行かされることになりました。首が痛いと言い出して、整形に行くのも私の車で送り迎えです。送りで往復30分。迎えも往復30分。あわせて1時間、介護の送迎に付き合わされました。

「ただでも忙しいのに、余計な用事が増えた」と母親に文句を言いましたが、「こんなのはまだ序の口」と有り難い一言。内心「あんたのせいや」とぼやいてしまいました。父親は母親の作戦どおり、1週間禁酒しています。お酒を止めさせたい母の長年の夢が、現実となりました。

ブログネタとしては面白いのですが、身内の恥曝しになってしまうので、この辺で止めておきます。お酒をめぐる老夫婦の攻防でした。